昭和、平成、令和と時代が移り変わる際には、考え方や文化、生活様式などが移り変わっていきました。

それぞれの時代で活躍している企業や経営者は、時代の流れや変わり目を見極め、その時々に合わせたサービスや商品を提供しているのです。

日本の生活様式とトランクルーム

昭和から平成の前半は、色々な文化や物の考え方が現れては消えていくせわしない時代でした。特にバブルの崩壊や携帯電話、パソコンの普及などは、これまでの生活様式を一新してしまいました

。特にバブルの時代には、とにかく物を沢山持っている方が幸せだといった考えが一般的だったのですが、平成の終わりから令和にかけては、本当に必要なモノだけに囲まれてくらしたいと思う方が増えております。また、ミニマリストなど何にもないガランとした室内で生活することに喜びを感じる方などもいて、生活様式は大きな転換期を迎えています。

同時に長引く不況によって、居住スペースにお金をかける事ができない方も増えてきました。そういった方は、収納スペースの少ないマイホームで工夫をしながら生活しております。どうしてもマイホームに収まらない荷物などは、トランクルームを利用して収納するようになってきております。

トランクルームが根付かない理由

欧米などでは二兆円市場ともいわれているトランクルームは、実は日本で普及したのは最近の事です。それまでは、三世代で同居などをしていて、広い一軒家に大人数で生活していました。そのため、電化製品であったり、掃除用具、家具などは共有しながら使っていたり、収納スペースがしっかりとあるので、問題なく生活することができていました。

しかし、時代が移り変わると共に、核家族化が進んでいき、それぞれの家庭で収納スペースを用意しなければならなくなってしまいました。特にサーフィンやスノーボード、ギターなどかさばるアイテムの多い趣味を持っているという方の場合には、どうしても収納スペースが足りなくなります。そういった方にとって、トランクルームは必要不可欠な存在だったのです。

エリアリンクの凄さとは?

そういった需要にいち早く目を付けたエリアリンクは、日本国内のトランクルーム事業の最大手企業です。すでに1999年の3月には空き地に収納コンテナを設置して収納スペースとして賃貸するハローコンテナ事業を開始していたのです。

1999年というとパソコンの普及率は低く、携帯電話も写真が撮れる機種があるかどうか、着信音は単音から四和音になった時代です。そういった少し時代を感じる時期に、エリアリンクは新しいサービスを開始していました。

実際、エリアリンクがハローコンテナは大ヒットになり、次に来るハローマンスリーやハロートランクなどのサービスの呼び水にもなり、エリアリンクの業績が凄まじいスピードで高まっていきました。現在のエリアリンクも単なる一発屋にはならずに、様々なサービスの提供を行っており、これからのエリアリンクにはさらに期待が持てるでしょう。